幸せになる方法
アドラーの解説書を読んでいたらこんなコメントが書いてありました。
「自分が何を得るかと考えている人は幸福になれません。「人生は自分の利益のために存在する」と考えているからです。その考えは他者と共有できなく、その結果仲間の中で生きていくことができず、幸せになれないのです。」
つまりは、「人生は誰かの利益のために存在する」。そう考えていたら幸せになれるということでしょうか。家族や友人、会社の同僚、社会、もしくは偶然電車を乗り合わせた隣に立っている人のために人生をすごす?
自分のものではなく誰かの利益のために生きていたら、きっとありがたがられるに違いありません。もしくは、感謝されなかったとしても、誰かに貢献しているという自分の存在意義を感じられるのかもしれません。
でも、ここで疑問が。「自分の利益のために人生は存在している」という人は幸福になっていないのでしょうか。どうもそうも思えません。成功して、輝いていて、とても満足そうに見えます。不満も言っているけれど、それより貪欲さの方が勝って、とりあえずにぎやかです。
もしかしたら一生合点がいかないかもしれません。できれば幸福になりたいので、自分が誰かの利益に貢献できることは何かと探しています。その時点で、結局自分の利益のために動いているのではと思いつつ。
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